ステージ考察:トキシラズいぶし工房

2017年11月に追加された新ステージ、『トキシラズいぶし工房』。
イクラコンテナの近くに対岸に渡るプロペラリフトが設置されていて、他のステージにはない特徴をもっています。

「いぶし工房」という名の通り、トキシラズというシャケの種類をここで燻してスモークサーモンでも作っているのでしょうか?


潮の変化による初動や基本

通常時

このステージは他のステージと違って、イクラコンテナがある場所自体が高台になっていて、シャケは低い場所から登ってくるような感じで攻めてきます。
攻めてくる方角は、写真手前と写真右側、写真奥の3方向です。
イクラコンテナ周辺が高台になっていることから、他のステージに比べるととても見張りやすいステージになっています。

コンテナ周りにもちょっとした段差があって高くなっています。
この段差が追い込まれた際の逃げ道になるので、変につまずく事がないように、またどこからでも登れるように段差や壁を塗っておくと有利に進められます。
スタート地点は、マッチング順位によって変わるので自分から一番近い段差や壁を塗りまくるのがいいと思います。
平地はシャケに塗り替えされたりすることもあるので、そこそこにしておいて、とにかく段差・壁を塗って様々な状況に対応できるようにしてたほうがいいかと思います。

下の通路が逃げ道として使えるのですが、正面と後ろを抑えられてしまっては逃げられなくなります。
なので、動画の中で開始直前に塗った壁がとても有効に働きます。
ここを塗っておくと、通路に追い込まれた際に登って逃げれます。
また、イクラコンテナ周辺がごちゃごちゃになった時に、一時退避して様子を伺うのにも適しています。
余裕があれば塗っておきたい場所のひとつだと思います。

通常時にコンテナ対岸を塗りに行くプレイヤーをよく見かけますが、通常時に対岸を使う状況ってどの程度あると思いますか?
時間かけて塗った割に、ほとんど使われないまま終わってしまう事の方が圧倒的に多くみかけます。
通常時には、コンテナ対岸方面からシャケは攻めてきません。
同じ時間をかけて塗るのならば、イクラコンテナ側高台の下側を逃走ルートとしてぐるりと外周を塗った方が、まだ使う機会は多い場所だと思います。

時間は限られています。
使わない場所を塗って時間を消費するより、味方の手助けになるような場所を塗っておきたいところです。

干潮時

写真奥の潮がひいて、干潮時専用の場所がひらけてきます。
他のステージと違って、少し広めの平地で迎え撃つことになります。
いろいろな初動パターンがあるかと思いますが、トキシラズに関してはコンテナ周りは後回しにして、シャケが攻めてくる奥までルートを作りながら奥まで詰めるようにしています。
奥まで詰めるのは、タワーやカタパッドなどこちらまで攻め込んでこないオオモノに対応するためです。
バクダン・テッパン・モグラなど、こちらへ向かってくるオオモノがきた際には、ルートを広げながらコンテナ付近まで誘導します。
この初動が遅いと、あとあとの仕事がどんどん遅れてくるので、出てきたらすぐに倒して次の仕事へ向かう、ぐらいの心持ちのほうがぼくはいいと考えています。

他のステージと違って、広い場所で戦うことになるので、塗り意識をしっかり高くもっていれば逃げる場所はたくさん作れます。
他のステージに比べると、比較的やりやすいステージだと思います。

満潮時

イクラコンテナが設置される高台ぎりぎりまで潮が迫ってきて、圧倒的に狭くなります。
残るのはコンテナ周りと、プロペラリフトで渡れる対岸のみになります。

初動で対岸に渡る味方をよく見かけますが、ぼくはこれを悪手だと考えています。
タワー・カタパッドの対応には優れていますが、他のオオモノジャケがそちらへ流れてしまい、対岸で倒してしまうと納品にかなりの遅れがでます。
それでノルマ未達成になることがとても多くなります。

その場から動かないオオモノジャケはタワーとカタパッドのみ。
あとのオオモノジャケは時間が経つほどこちらへ向かって攻めてきます。
その割合は2:5と圧倒的な差があります。

コウモリは時間が経つとイクラコンテナ側まで飛んでくるので、アメフラシだけはしっかり落としておきます。
タワーもカタパッドも出現してすぐ攻撃を開始するわけではないので、出現を確認してから対岸に渡っても充分な時間があります。
なので、初動は対岸には渡らないのがベストだと思います。

まずは、圧倒的に狭くなるイクラコンテナ周辺をがっちり固める。
塗れる段差は全て塗っておくぐらいの勢いでしっかり塗ります。
WAVE開始と同時に何が出現したか確認して、ヘビやテッパン、モグラなどはイクラコンテナ側におびき寄せます。

タワーやカタパッドが出現した場合、対岸に渡るのは単独でもいろんな状況に対応できる強ブキ担当者が渡るのがいいと思います。
少しクセのあるブキで対岸に渡って、対処できずにやらてしまう味方をよく見かけます。
オオモノジャケに対応したいところですが、ブキによってはあえて渡らないという選択をすることも大事です。

ハイパープレッサーで対処するのもいいと思います。
むしろ、対岸にカタパッドが2体出現した時には積極的にハイパープレッサーで落としていかないと危険度が一気にあがるのが、トキシラズの満潮です。


以上が、トキシラズいぶし工房の基本中の基本です。

通常時は、イクラコンテナ周辺が高台になっていることから、ブキの射程不利をかなりカバーできます。
また、シャケの侵入ルートも限られているので、対処さえ遅れなければとても迎撃しやすいステージになっています。

干潮時は他のステージと比べると、落水の危険も少なく、しっかり塗ってさえおけば、非常に戦いやすいステージになっています。

トキシラズで最も難易度があがるのが満潮時ではないでしょうか。
圧倒的に場所が狭くなり、落水の危険も大幅に上がります。
その上、対岸にはプロペラリフトでしか渡れず、対岸にタワーやカタパッドが沸いた際の対応がクリアできるかどうかを左右します。

トキシラズいぶし工房は、通常時・満潮時にかかわらず、イクラコンテナの対岸をどう捉えるかが鍵になっています。
それゆえに、「クリアにつながらないムダな行為」をよく見かけるのも、このステージです。
他のステージに比べると自由度も高くなっているので、より他の味方との連携も重要になってきます。

ここで紹介しているのは、あくまでぼくのやり方とプレイしてみた感じたこと。
自分のプレイにムダがないか見つめ直して、他の味方との連携を意識した「自分らしいプレイ」ができるステージでもあります。
押さえるところはしっかり押さえた上で、楽しんでいきたいところですね。