塗って塗って、塗りまくれ!

paintサーモンランにおいての塗りのお話。
ナワバリは勝利条件にもなっていますし、ガチマッチでは有利に進めるためには塗りが大事です。
同じぐらい、サーモンランでも塗りは大事です。

塗りの甘さがプレイの甘さにつながっている

野良で他のプレイヤーの動きを見ていると、塗りを軽く見ているような行動をよく見かけます。
オオモノジャケの出現場所に駆けつけるためにルートだけ塗る。
微妙に塗りが甘くてちょっとした段差につまづいたり、壁が途中までしか登れなかったり・・・

WAVE開始直後であれば、この程度なら「ほんの些細なこと」でたいして気にならないかもしません。
しかし、この些細な詰めの甘さが、WAVE後半に重くのしかかってきます。

・壁塗りが甘くて、シャケに囲まれた時の逃げ道がない。
・逃げようと段差を登ろうとすると、きちんと塗れていなくてつまづく。
・カタパッドのミサイルなどから逃げたくても、イカダッシュで逃げる場所がない

挙げればキリがないほどに、塗り状況の甘さによってやられてしまいます。

とは言っても、ただひたすらに塗っていればいいかとそうでもありません。
制限時間があるので、何から何まで完璧にするのは無理があります。
しかし、塗りが甘かったりシャケのインクで塗られていると、ガチマッチなど同様にこちらの動きはかなり制限されてしまいます。

ここぞ!という場所は、自分のため味方のためにどんなブキでも塗る!

そこで、鍵となる場所はしっかり塗る、または塗り替えしておくことが大事です。
他にもこなさなくてはいけないタスクはたくさんあるので、ガッツリ塗っておきたい平地などは、他の塗りブキに任せたり、自分が担当の場合は味方のためにしっかり塗りましょう。
しかし、鍵となる場所は気づいた時には、どんなブキであれしっかり塗っておくことで、自分も味方も有利に動けます。

①イクラコンテナ周辺
ここに塗り残しがあると、あと1,2秒の納品が間に合わない、なんてことがよく起こります。
それに、納品はできるだけスムーズに済ませ、できる限り他のタスクに時間を使いたいところです。
「誰かが塗ってくれるだろう」ではなく、他の味方のために率先して塗ったり塗り替えしておきましょう。

干潮時、いち早く気づいてすぐに駆けつけないと、コンテナ周りがほとんど塗れていない状況でスタートすることになります。
そういう時は、後半の機動力確保のために、スタート後もしばらくはコンテナ周りを塗ったほうが良いでしょう。
最初に出てきたオオモノジャケがこちらに攻めてくるタイプなら、納品時間短縮も兼ねて、イクラコンテナに近づいてくるまでひたすら塗りましょう。

②退避ルートにもなる壁
囲まれたときなど、スムーズに逃げるためには壁を塗っておくのが大事。
かといって、ステージ全ての壁を塗っている暇はないので、自分がよく使う壁や、他の味方を観察してみてよく使われている壁は、余裕がある時に塗っていきましょう。

  • シェケナダムとトキシラズは、イクラコンテナ裏の高台や、その付近の段差やちょっとした壁
  • ドン・ブラコの船上にある段差
  • シャケト場の小屋から外へ出られる窓枠の下と、逆の外から中へ入れる窓枠下(2ヶ所)

このあたりはぼくもよく使いますし、使っている味方もよく見かけます。

他にもいろいろ塗ったほうが良いとされる場所もありますが、ぼくは余裕があれば塗る、でいいと思います。
理想は味方4人で分担できればいいのですが、野良でそれは無理があるので、先に挙げた場所だけは最低限として塗っています。

コンテナ周りを塗る固めるだけでもクリアできる?!

これまで話してきた内容をひっくり返すようですが、コンテナ周りを塗り固めるだけでもクリアできる場合もあります。
全ステージで実験してみたわけではありませんが、シェケナダムとドン・ブラコは以下の事をやっているだけでもクリアできました。

前提1:そこそこ塗れて、バクダンを1人で倒せるメインブキであること。(さすがにホクサイなどでは無理があります。)
前提2:通常時、もしくは干潮時であること。(満潮時と特殊WAVEでは使えません)

そして、やることはただひとつ。
「ひたすらコンテナ周りを塗って塗って塗りまくって、塗り替えされたところは即対処して、自分に近づいてきたオオモノジャケのみを狩る」
です。

あちらこちらに湧くオオモノジャケは他の味方に任せてしまって、自分はひたすらコンテナのキーパーとなるのです。
シャケ達は時間経過によって攻めてくる方角が変わるので、コンテナ周りに張っていてもオオモノジャケはかなり近寄ってきます。
それによって、自分はコンテナの近くにいることで、納品時間がかなり短縮できる上、1匹倒せば3個納品できます。

遠くに湧いたカタパッドやタワーは基本的には倒しにいきません。
タワーに関しては完全放置ですが、手近なカタパッドは落としにいきます。
あまりに遠すぎるカタパッドは放置です。
なぜなら、盤面をしっかり塗り固めるので、ミサイルもプレッサーも余裕でかわせます。
また、機動力も高い状態なので、それらをかわしながらオオモノジャケにも対処できます。
ミサイル・プレッサーの攻撃が一段落したら、またそこを塗り替えしておくことは忘れずに。
コウモリのアメフラシは一気に塗り替えられるので、コウモリ本体に当たらなくてもきっちり打ち返しておきましょう。

遠くでやられてしまった味方がいる時は、射程距離がそこそこあるボムで復活させてあげます。
そして、復活させたらまたコンテナ周りに戻ります。

かなり極端な戦術ですが、クマサンポイント1200Pまでならこの戦術でも充分クリアできます。
高レートで実験できなかったのですが、ノルマ数と攻めてくるシャケの量を考えると、高レートではおそらく通用しませんが、1200Pまでしかやらないという方も多くいると思うので、有用な作戦のひとつに数えてもいいと思います。

これは、「こういう作戦もありますよ~」ということをお伝えしたいのではなく、盤面がしっかり塗ってあるかどうかがいかに重要か?の裏返しだとぼくは感じました。
実際、この実験をやった後は塗り意識がずいぶんと変わりました。
一度試してみてください。
結構おもしろい実験だとぼくは思います。


ここまで、サーモンランでの塗りに関するお話をしてきました。
こちらでも4つのタスクとして挙げているように、塗りも大事な仕事のひとつです。
そして、「インクで塗る」という要素は、これまであまりシューティングゲームが好きではなかったぼくが、スプラトゥーンにハマることになった楽しい要素だとも思います。

塗って塗って、塗りまくっていきましょう!